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子連れ攻略法:「JR貨物 隅田川駅 貨物フェスティバル2013」に行ってきた

      2014/10/27

貨物フェスティバル17

電車好きなうちの息子(2)ですが、貨物のコンテナがトラックで運ばれていると「かもつ!かもつ!」と叫びます。たぶんプラレールで覚えたと思われます。

そんな貨物好きな息子が喜ぶかな、と2013年10月27日(日)に開催された「JR貨物 隅田川駅 貨物フェスティバル2013」に行ってきたのでそのレポ。

貨物フェスティバルは毎年この時期に開催されています。昨年(2012年)も行く気マンマンだったのですが、天気が雨で断念した経緯があります。

私は鉄分ゼロでまったく電車に興味がないのですが、「子連れ」でこの貨物フェスティバルに行ったらどんな感じなのか?ということに重点を置いて、来年以降の同イベントに行こうと思われているパパママ向けに記録がてらエントリー書いてみます。

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開催場所が不明?貨物フェスティバル会場の入り口

場所は「JR貨物隅田川駅構内東南「隅田川ニッソウセンター」周辺」というざっくり住所しかアナウンスされてませんでした。

「【周辺】ってどこだ?」と、ネットで調べても開催場所などブログに書いている人がおらず、どんなイベントなのか事前情報がかなり乏しい。

Googleマップで調べたら貨物の駅だけに恐ろしく広い敷地で、どこでやっていてどこが入り口なのかもいまいちわかりません。

たまたま隅田川駅は家から自転車で行こうと思えば行ける距離(まあまあがんばらないといけない長距離サイクリングだが)だったので、「駅から遠くて子連れで彷徨うよりは、自転車で突撃してわかんなかったらすぐ引き返してくればいいや」とスマホの地図頼りに行き当たりばったりで出発してみました。

泪橋方面からアプローチしたのですが、日曜日の朝ということもあり、人があまりにもいなさすぎて「ホントにやってんの?どこでやってんの?」不安になりました。

帰りに、来た方向と逆の南千住駅方面に向かったら、そちらからかなりの人がぞろぞろと歩いてきていたので南千住駅から会場へ行くのがわかりやすいようです。

南千住駅から会場まで1.1km、徒歩13分の距離です。会場の入場口は「橋場橋通り入り口」信号の近くです。

JR貨物 隅田川駅 貨物フェスティバル

 

とりあえず会場に着いた→入ってみた

ぐるっと一周すれば入り口わかるだろう、と行き当たりばったりの結果、なんとか入り口発見。なんとかなるもんです。

貨物フェスティバル01

係の方が自転車置場を案内してくれます。自転車置場は余裕を持って確保されてました。自転車置き場からスカイツリーを望む。

貨物フェスティバル19

開催時間は10:00から15:00。入場料などかからず無料。

10:00開始の10分前に着いたらすでにこの行列。「え?人気あるの?このイベント」・・・完全にナメてました。ごめんなさい。

貨物フェスティバル02

顔がはっきりわかってしまう写真には加工かけています。心霊写真じゃありません。

10:00になり、貨物フェスティバル開始。会場入ると貨車が間近に。おおっ!貨物の駅だ!となる風景。

貨物フェスティバル25

息子が「かもつだ!」と騒いでいたのは最初だけ。コンテナがアホほどあるので最後は飽きたもよう。

 

貨物フェスティバルの内容

  • 産地直送野菜販売
  • 福島物産展
  • 軽食コーナー
  • こども運転士制服
  • 鉄道部品の販売・入札
  • 機関車・コンテナ展示
  • スタンプラリー

と入り口でもらった案内マップには書いてあります。貨物の駅ですから、殺風景、現場感ばりばりで、会場全体的に明るさはあんまりありません。

 

いろんなブース全景

イベント会場は様々なブースが出店しており、荒川区の観光や警察や消防のブースがあったり、鉄道グッズの販売や物産展を行っています。貨物コンテナひとつひとつがブースなんですね。全部で20店くらい。

貨物フェスティバル03

貨物フェスティバル04

貨物フェスティバル24

10:00の開場直後なのでまだまだ人少ないです。1時間後の私達が帰る間際には、かなり来場者が増えてました。

 

メインは鉄道グッズ販売?各ブースの状況

鉄道グッズ売り場や物産展の各ブースに、人だかりが出来ております。

貨物フェスティバル26

貨物フェスティバル16

鉄道グッズもたくさん売ってます。好きな人にはたまらんのでしょうけど、まったく興味がないので遠巻きに見たり、人垣が少なければよく見てみて、値段に「ほえー」と思うだけ。

貨物フェスティバル06

貨物フェスティバル07

3万円?!買うのはいいが、どうやって持って帰るのだろう。

貨物フェスティバル05

手前の錆びた釘は1本100円で売ってました。「犬釘(いぬくぎ)」って書いてありますが、なんだそれ?

犬釘(いぬくぎ)とは、鉄道のレールを枕木に固定する締結装置の一種で、鉄道の黎明期から長きに渡って使われている、専用の「釘」である。

呼称の由来は、釘頭部のレールまたはプレートを押さえる部分が犬の鼻を、釘を引き抜くための両側の突起が同じく垂れた耳を連想させることから。(Wikipediaより)

鉄道好きには常識も、一般人には初めて聞く言葉です。ひとつ勉強になりました。「あれ、犬釘って言うんだぜ」

貨物フェスティバル11

なんだかよくわからないスタンプ。ひと押し100円?係員の人とお客さんとマニアックな話で超盛り上がってました。

貨物フェスティバル10

貨物フェスティバル09

「うわっ!超欲しいけど、こんなの買ったら嫁に殺されるよ!」とたぶん私と同世代の人が後ろでしゃべってました。私は特にこのプレート欲しくないけど、その気持ちだけはよくわかります。

他にも「運転士」と書いた名札や、限定(?)のNゲージ、プラレールなど比較的ライトなグッズを販売しているブース、鉄道関連の切手を販売しているブースなども。

それから恐ろしく混んでいたのでよく見ませんでしたが、鉄道グッズでもたぶんレアグッズなんでしょう、オークション的な入札をするブースもありました。

貨物フェスティバル12

鉄道模型のブースに息子が貼り付いてしまい、「次に行こうよ」とひっぺがすのが大変。

貨物フェスティバル08

消防署がブース出していて消防士の格好して写真撮れるみたいですが、鉄道のイベントだけにみんなそっちに夢中で、閑散としているのにちょっと笑ってしまいました。

 

軽食コーナーもあります

近所の商店街から7店の他、計10店で軽食販売してました。100円のライトスナック系から、焼きそばやいなりや豚汁やら、かかっても一品500円程度。まあまあ充実してます。

食事スペースもありますが狭いです。テーブルのみがいくつか設置されており、椅子はありません。立って食べる感じですね。お昼時を見てませんが、あのスペースの狭さじゃあ、すぐにパンクするはず。

貨物フェスティバル20

そもそも休憩スペースのように、会場に座るような場所はどこにもありません。立って食べるか、こうやって地べたに座り込んで買ったものを食べるしか方法がないです。子連れにはつらいかも。教育的にもよろしくない。

 

子ども運転士の制服着て写真を撮る

子ども運転士用の制服を着て機関車の前で写真を撮れるブースがあります。

係の人が子ども用の制服と帽子を着せてくれ、持参したカメラのシャッターも押してくれます。皆さん、かなり親切でした。こんな感じで機関車の前に立てます。

貨物フェスティバル13

 

その他の見どころ

貨物フェスティバル14

機関車を間近で見たり。台風の影響でもうちょっと機関車が来る予定だったのが、1台だけの展示になったみたい。

貨物フェスティバル23

貨物のコンテナも間近に見れて、写真撮れたりします。

コンテナの各部分のサイズを持参のメジャーで真剣に計測している40代くらいの男性がいました。測ってどうするのだろうか。

貨物フェスティバル15

線路にも降りられました。なんかちょっといけないことをしている気分です。

なんだかんだでざっと回って、お菓子もらえるスタンプラリーは面倒なのでパスして、子どもとあちこちで写真撮って、ブログ用に写真も撮って、ぬるいおしるこ食べて、所要時間50分でした。

鉄道好きならじっくり見るところはあるのでしょうが、鉄道にさほど興味のない子ども連れならこんなものかと。

 

子連れの場合の貨物フェスティバル立ち回り方

何はともあれ朝一番の入場で、産直野菜は無視

まず朝イチで行かないと待ち時間等の時間のロスが多く、小さい子どもは行列にそんなに我慢できないので親もつらいです。開場から時間が経つにつれかなり来場者が増えてきて、子連れだと会場内を動きづらくなります。

朝イチは産地直送野菜販売目当ての人が多く、行列ができてました。産地直送野菜販売と言っても北海道産の玉ねぎ2個とじゃがいも4個のセットが1袋100円というちょっと微妙な感じでしたが。

私は重いの持ち歩くのも嫌だし、よくよく見たら特に激安でもないし、とその行列に加わらず、さっさとメイン会場に向かったので結果的にあちこちの行列などを回避できました。

会場を後にしたのは10:50頃でしたが、実は帰り際にも産直野菜はまだ売っていて、しかもまったく並ばずに買えたのでとりあえず1袋買って帰ってきました。

 

写真撮影攻略

子供メインとなるとやはり写真撮影。

上に書いた子ども運転士の制服着て写真を撮るブース、それからよく見なかったのですがフォークリフトの運転席に子どもを乗せて写真を撮れるエリアもあったようです。その2箇所は、長い行列ができていたので、行列が伸びる前にまずそこを済ませてから次の行動、という動きが良いと思います。

10:00開場後、ブースをざっと見て子ども運転士のブースに行ったところ、待ち時間10分程度。

写真を撮り終え、そのままうろうろして帰り際にもういちど子ども運転士のブースの前を通ったら、待ちの行列が私が並んだ時の3倍になってました。制服は何枚か準備されていて手早く職員の人が子どもに着せてくれますが、それでも単純に30分待ち?これ待つのきついわ。

 

授乳室とおむつ替えスペース

貨物フェスティバル21

入り口のすぐ脇にコンテナ(笑)がひとつ、授乳室をおむつ替え用として準備されてます。おむつ替え用なのか?机にカバーがかけられて設置。半分はカーテンで仕切られていたのでそこが授乳室になるのかと。

緊急性がある場合以外は、南千住駅近くにLaLaテラス南千住というショッピングモールがありますので、そちらでもろもろおむつ替えなど設備を使用したほうがいいと思います。

 

ベビーカーでの会場内移動

会場内、鉄道ファンの人もかなりいましたが、それ以上に子連れの家族がかなりいました。7割くらいが子連れな感じ。

当然ベビーカーも多く見かけました。会場内は段差などはそんなにないのでベビーカーで回ることは可能です。線路に降りられないのが問題くらいでしょうか。

貨物フェスティバル22

ただ、ブースの人だかりにベビーカーごと突っ込むのは無理がありますし、軽食コーナーの混んでいる人の間ではベビーカーの取り回しは難しそうです。ベビーカーだとかなり行動が制限されるイメージです。

 

昼食は中で買って外に出るか、完全に外で取るか

上にも書きましたが、軽食は充実していますが、食べるスペースがありません。会場に座る椅子などがひとつも準備されていないので、立って食べるか、地面に座って食べる形になってしまいます。子連れじゃなかったら問題ないですけど。

レジャーシート持参、という手もありますが、そもそも敷くような場所もまともにありません。

軽食はパックに詰められて売られているものなども多かったので、それらを購入し、会場の外に出て10分ほど歩きますと汐入公園という隅田川沿いに大きな公園がありますのでそこのベンチで食べる、というのもひとつの手です。広い広場もあるのでついでに子どもも遊べます。

子連れで無理して会場内で昼食を取る必要もないです。LaLaテラス南千住にも飲食店がテナントで入ってますし(ちょっと微妙だけど)、南千住駅前にもファミレスやファストフードなどが充実してましたのでそちらで済ませたほうが確実に楽です。

 

回るのに1時間あれば時間は十分

あちこちに配置されているJR貨物の職員の方は皆さん優しかったです。とある職員の方は、高校生らしき少年の「この業界に就職するにはどういう免許を取ればいいのか」といった就職相談に親身になって答えてました。素晴らしい。

いろんな来場者がいるイベントでした。電車好きな人も年齢層が幅広く、撮り鉄なのかすごい高そうな一眼レフ担いだ中学生集団など「最近の中学生はお金持ってんなー」と驚いたり。もちろん子ども連れも多く、小さい子もたくさん。遠路はるばるというよりは近所の人が多い印象です。

電車は電車でも、貨物なのでさらにマニア度は高いようなイベントだと感じました。子連れで行ってもさほど見る部分もなく、写真を撮ったりしてざっと回るには1時間もあれば十分な内容です。

子連れの場合は、お昼前に早めに行動して人混みと行列を回避し、上で書いたようにお昼は会場外で取ることを考える。そういうスケジュールの組み方が賢いです。

この「JR貨物 隅田川駅 貨物フェスティバル」ががらりと内容が変わるとも思えませんので、来年以降、子連れで行かれる際のパパママの参考になれば嬉しいです。

 - 子育てネタ

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