トイレトレーニングはいつから?2歳児のおむつはずし実践記録
2015/04/18
2歳10ヶ月の息子がトイレトレーニング(おむつはずし)に挑戦。
だいたい2週間くらいで本人もコツを掴み、1ヶ月で完全におむつが取れました。
今回は、「我が家はトイレトレーニングをどうやったか?」の詳細を記録。
これがすべて正しいというわけではないでしょうが、どこの家庭も、かなりの試行錯誤の日々になるのは必至。これからトイレトレーニングに挑戦しようと思っている方の参考になりますと幸いです。
photo credit: Cia de Foto via photopin cc
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いつからやるのが良い?
よく「2歳半から3歳まで」と言われますが、こればっかりはその子の成長次第なので、なんとも正解はないような。
「2時間以上おしっこの間隔があいたら」という話も、膀胱におしっこを溜められる個人差があるのでなんとも。2時間以上溜まってるか?なんて、よくわからないです。
脅かすわけではないけど、親にとってトイレトレーニングは、だいぶ精神修行の日々になるはず。「親の腹が決まったら」が正しい開始時期のような気がします。
トイレトレーニング事前に何をやったか?
トイレという存在を身近にする
うちの息子には、よくこの絵本を読み聞かせしました。ノンタンは偉大だ。トイレに興味を持つきっかけにはなったと思います。
息子は、2歳を過ぎた頃から、親のトイレにちょくちょくついてくる子でした。
肉眼では見えないほど小さな尿はねは、1日に約2,000滴飛び散っています。
引用 ライオン「トイレそうじの基本(トイレのおそうじ)」
男性は、1日に2,000滴もおしっこの飛沫が周囲に飛び散るそうです。世の男性は自覚しているけど、皆気付かないふりをしています。興味津々で僕のトイレ姿を覗きこむ息子にも少なからずかかってるよなー、妻にこの事実は黙っておこー、と思いつつ。
ちょくちょくトイレに誘ってみて、「トイレでは排泄をするもの」という意識付けをしました。背伸びをしたい、何でもやってみたい年頃なので「トイレに座ってやってみるかい?」と聞き、やりたがるときは積極的に座らせました。
早めの時期に補助便座を買ってます。またがるタイプより、このタイプのほうが子どもが座りやすいと思う。
トイレをどんどんお試ししてみる
だいぶ前からちょくちょくトイレには座ってましたが、本格的にトイレトレーニングを始める2ヶ月前くらいから、「朝起きてすぐ寝ぼけた状態でトイレに座らせる」「寝る前にはトイレに座らせる」をまず習慣づけてみました。
寝る前には必ずトイレに座らせてタンクを空にしないと、一晩分のおしっこをおむつが全部吸収できず、朝に漏れている事件が頻発するようになったからです。
できる時とできない時がありましたが、座っておしっこをすることを徐々に覚えていき、うまくおしっこができれば僕と妻でベタ褒めし、息子が得意満面になる状況を作るよう心がけました。
トイレトレーニングの決行タイミングを計る
よく「夏がトイレトレーニングに向いている」という説がありますが、一理あるなと思います。
- 冬はトイレが寒く、行くのを嫌がる。
- 冬は補助便座が冷たくて座るのを嫌がる。
- 冬は洗濯物が乾きにくく、厚さのあるトレーニングパンツの洗濯が大変。
- 冬はお漏らしをして、洋服まで被害が及ぶとそちらも乾きにくくて洗濯が大変。
トイレトレーニングを実施したこの1ヶ月間は、風呂場に手洗いした子供服がいつも山積みでした。確かに、洗濯物が乾きにくい冬だと洗濯が滞って、トイレトレーニングもうまく進みません。パンツ一丁でも問題ない夏のトイレトレーニングは、理にかなっています。
うちは、気温も温かくなった4月のタイミングでトイレトレーニングを決行しました。
一緒にパンツを買いに行く
妻が「暖かくなった4月からやる!」と宣言したので、準備をしました。それは「息子が履きたいパンツを買いに行く」
「お兄ちゃんパンツを買いに行こうよ」と息子を誘い、自分でパンツを選ばせました。
家計的には、6枚1,000円のお徳用パンツセットを買って欲しいところですが、そこはぐっとこらえて息子が欲しがる「きかんしゃトーマス」の3枚セット1,000円のパンツを買いました。
「パンツ履こう」と言っても逃げまわるような時に「トーマスのパンツ履こうよ」と言うと喜んで履いたりするので、自分でお気に入りのパンツを選ばせるのはけっこう効果的です。「トーマスのパンツを汚す前に「トイレに行く」と言おう」という心理も働くみたい。
ちょびっとくらいのおしっこならキャッチできる「トレーニングパンツ」と、普通の1枚布の「パンツ」を買いました。
お漏らしするので、枚数をかなり使います。トレーニングパンツを7枚。あんまり何層とか気にしなくていいと思います。漏れるもんは漏れる。あと普通のパンツを9枚ほど。これでも天気が悪いと洗濯が追いつきません。
西松屋チェーン(楽天市場店)の「トレーニングパンツ」の価格を確認してみる。
結果論ですが、トレーニングパンツはちょろっとのおしっこは吸収してしまうので「漏らしたことに親が気づきにくい」「子どもも漏らした気持ち悪さがあんまり自覚できない」「厚いので乾きが悪くて使う頻度がどうしても下がる」
トイレトレーニングの終わりかけは、普通のパンツしか履かなくなります。最初から、後々も使える普通のパンツを多めに買ったほうが良かったのかなと思います。
うちはやりませんでしたが、普通のパンツ+トイレトレーニングパッドで対応するという手もあります。
お漏らし対策で部屋を片付ける
いきなりパンツに切り替え、「じゃんじゃんお漏らしOK作戦」を採用しました。
パンツでお漏らしをしても被害が拡大しないように、リビングのカーペットなどをすべて片付けました。まあ、大きいのがコロンと床に転がったりする事故も起きますので・・・。
トイレトレーニングいよいよ実践
弟夫婦のトイレトレーニング経験談を聞き、僕と妻で同じ育児本も読んで、以下のポイントを念頭に我慢強く行くことに決めました。
- トイレは「排泄する場」だという意識付けを完全にさせる。トイレを、子どもにとって楽しい場所にする。
- トイレトレーニングは失敗しても悪いことではないので、絶対に叱らない。うまくできたら盛大に褒める。
いやわかってても、これがホント難しい。そして、夫婦で「おむつはずし」というゴールに向かって同じ方針とやり方を共有することが重要です。特にパパ。ママが頑張ってんのに、変な横槍入れてトンチンカンなことしないように気をつけないとです。
「トイレで必ずするもの」という意識づけ
パンツでお漏らししてしまった時に、「トイレでしようね」「したくなったら言ってね」と我慢強く言ってきかせ、うまくいったら盛大に褒めます。漏らしてしまったら片付けを手伝ってもらいながら、排泄は「トイレで必ずするもの」という意識付けを、根気強く説きます。
前から一緒にトイレに行ってましたが、親がトイレに行くときに「必ず」息子を誘うようにもしました。「パパ、出た?出た??」とうるさいから、まったくトイレが落ち着かないけど。
息子がトイレに行くのを嫌がる時は、大好きなミッキーのぬいぐるみを使い、「ミッキーがトイレ行くって」と言いながらミッキーがトイレにまたがる姿を見せたりもしました。キャラクターがトイレできちんとできることに、対抗心を燃やしてきます。しめしめ。
子どもが喜ぶトイレの環境作り
トイレの壁にシール台紙を貼り、「うまくトイレができたらトーマスのシールを貼れるよ」という環境を構築。
関連記事 トーマスの印刷用素材を無料で探しているならこのサイト
トイレに「プラレールのカタログ」も置いておいたりと、トイレが子どもにとって「行きたい場所」になるようにカスタマイズもしました。
それから、便座に自分で登って座りたがるので、空の牛乳パックの中に新聞紙を詰めてガムテープで8本くらいをぐるぐる巻きにした台を自作。しかし苦労の甲斐なく、トイレで漏らされた時にびしゃびしゃにされて、1週間で使えなくなりました。
洗面所で使っている踏み台を今は流用してます。ただ、この大きさだとトイレに置かれると邪魔。雑誌でも紐で縛って、置いても邪魔でないサイズのものを再度自作しようと思ってます。
自分で登ってくれると、親がいちいち抱えて座らせなくて済むので楽です。
トイレへの誘い方
何でも「イヤイヤ」の2歳児。シールやプラレールで釣れない時はこれ。
「トイレ行く?」「イヤ!」「じゃあパパが先に行こうっと!」「やだ!行く!」で、結局はトイレに行く。
最初から素直に行けばいいのに・・・ですが、何回やってもおもしろいくらいハマるこのパターン。ごくたまに「どうぞ」と譲られて拍子抜けするけど、「イヤ!」にイラッとしたら、試してみる価値ありです。
どんなに失敗しても叱らない
「出る前に教えてね」と言っても、だいたい「出てから」教えてくれます。だよねー。最初からうまくいくわけないよねー。
1分前に「トイレは?」「出ない」と言っていたのに、直後に出されるとさすがにイラっとします。それでも根気強く付き合うしかありません。
トイレがうまくいかないことは、決して「悪いこと」ではない。ここで叱ってしまうと子どもが萎縮してしまいます。
出てしまった後の気持ち悪さはわかるようなので、出てしまったら「トイレでしようね。そしたら気持ち悪くないよ」と目を見てしっかり説く。親の精神修行です。叱らない・・・叱らない・・・。
「これをみんな乗り越えてきたんかいな・・・」短気な僕は、先輩パパママ達を心底尊敬しました。道行く幼稚園児のパパママ達に後光がさしてみんなお釈迦様に見えたよ。まじで。
日中、息子に振り回される妻はかなり疲れ果ててました。それでも一度も怒らず我慢強くやり切ってくれた妻には、感謝の言葉しかありません。
漏らしまくった日々が2週間ほど続き、息子はある日を境にコツを掴んだみたいです。
出る前の感覚がわかったのと、トイレで出した時のすっきり感に目覚め、うまくいったときの親の盛大な喜びようが嬉しかったみたい。トイレがうまくいったら、バカみたいにとことん褒めちぎります。
その後は漏らすことも徐々になくなり、1ヶ月で打率10割に達しました。トイレトレーニング、成功です。
まとめ
外出時は保険でおむつを履かせますが、トイレはきちんと教えてくれます。
外の劣悪なトイレ環境で「うわ、ここに座らせたくないな・・・こらっ!汚いからそんなとこ触んないっ!」ということも多々あり、外でのトイレはかなり格闘中。あれですね、流せるトイレクリーナーを持ち歩きですかね。
と、調べたら「持ち歩き子供用の便座シート」という商品がありました。高いけど買おうかな。
夜だけはまだおむつで寝ています。これもいずれはずす日が来るかと。
昼寝時はパンツです。お昼寝しながらも、漏らさなくなりました。昼寝から起きた時に息子とまどろんで幸せを感じていたりすると、その間に100%漏らすので、昼寝から起きたら速攻トイレにダッシュ!です。
それから、男の子は「立っておしっこ」にいつシフトするか?という問題があります。まだ2歳児が立ってすると、大人顔負けの噴射力に、ノーコントールが相まってトイレがどえらいことになるので、しばらくは「座って」運用。おいおい考えていきます。
うちがやったトイレトレーニングをまとめますと、事前準備を抜かりなく、そしてトイレで排泄することを根気強く説く。その間はいくら漏らそうが、親はひたすら「忍耐」の日々。
息子は2週間でコツを得たようですが、親が耐えて絶対叱らずにひたすら付き合い、うまくいった場合は褒めまくることで「出たくなる感覚を自分で掴んで、事前に教えてくれるようになり、トイレですることですっきり爽快を理解」する日がいずれ来ます。たぶん。
1ヶ月でおむつがはずれ、結果的にはうまい具合いに進みましたが、前半の2週間は僕も妻も毎日げんなりでゴールが見えずに挫けそうになりました。
「あせらず」「急がず」「じっくりと」って言われてもねえ。頭でわかってても難しいもの。親が腹括って見えぬゴールを夢見てひたすら忍耐で凌ぐしか、トイレトレーニングの活路は見いだせないようです。
長々と書きましたが、これからトイレトレーニングをやろうとしている方にとって、何かひとつでも参考になれたら嬉しいです。
【追記】トイレトレーニング完了1か月後、子どもがどのように成長しているか?を記事にしました。もしよかったらこちらも参考にしてみてください。
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今からトイレトレーニングしようとドキドキしている、2才10ヶ月の男の子の母です。色々具体的に書いて下さって、特に親の気構えとか、男の子がいつ立ってするべきとか、拝読してスッキリしました。これから頑張るぞ‼
漏れた時の掃除の方法とか、グダグダ考えるとできないんですね‼漏れて当然と開き直ります‼ありがとうございました。
匿名さん
コメントありがとうございます。お役に立てたようえ何よりです。
上にも書きましたが、1に親の腹が決まるかどうか、2に親の覚悟があるかどうか、で全ては親のやる気と忍耐力にかかっているような気がします。短い期間で良い結果がでるといいですね。
kumitaです。
昨日は別記事にリンクを貼っていただきありがとうございました。
早速読ませていただき、こちらも大変参考になります。
結果、私にはまだ覚悟が十分に足りていないということがわかりました笑
どれだけ失敗しようが飛び跳ねようが叱らない、これがとても難しいんですよねぇ涙
怒りながらも「こんな怒られたら萎縮しちゃって出来ないよなぁ(;_;)」と反省の毎日です。
成功した時はオーバーリアクションで喜んであげるのですが、、
一度は暖かい日にでもダダ漏れ覚悟で朝からパンツで過ごさせてみたいと思っているのですが、まだ寒いしカーペット外して冷たいフローリングなんて座っちゃいられないし、暖かい日に1日家にいるのは勿体無いし、、など色々自分に言い訳をして実践できていません。。
親がこれじゃいけませんね!_| ̄|○
うちの子はパンツが濡れても不快に感じない?ようで、漏らしてもそのまま履いていたりするので常に私が気にかけるようにしています。
覚悟とやる気を出したいと思います!
kumitaさん
コメントありがとうございます。
お役に立てましたようで良かったです。
トイレトレーニングはそれぞれの親の状況や子ども次第に大きく依存するので正解はないに等しいですよね。何が正しくて何が正しくないのか、試行錯誤しながら落とし所を探る作業はなかなか至難の業ではあります。ともあれ、唯一はっきりしているのは親の精神修行としての腹のくくりと覚悟がない限りは先に進めないってことでしょうか。
お子さんのトイレトレーニングがなんとかスムーズに進みますことを願ってます。