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WiMAXヘビーユーザーが語るWiMAXのメリット・デメリット

      2017/10/01

UQ_ワイマックス (1)

WiMAX(ワイマックス)という高速・大容量のモバイルブロードバンド通信サービスがあります。

キャッシュバックなどうまく契約プランをチョイスすれば、持ち歩ける高速インターネット回線が月3,000円代で所有できるのが魅力。

使い始めて丸5年が経過。現在は、WiMAX2の2年契約の2年目です。

今回は、丸5年間WiMAXを使い倒しているヘビーユーザーが、「WiMAXはそもそも使える代物なのか?」「WiMAXを使ってみてわかるメリット・デメリットはどこか?」「通信費は節約できるのか?」など、「長く使ったからこそわかったこと」を中心に語ってみます。

photo credit: 246-You via photopin cc

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WiMAX(ワイマックス)の基本のおさらい

WiMAXとは?

さらっとおさらいしておきます。

WiMAX(ワイマックス)とは、高速、大容量の「モバイル」ブロードバンド通信の方式のひとつです。

参照 UQ WiMAX公式サイトUQ WiMAX公式サイト

自宅での固定インターネット回線とは違い、ルーターという通信機器を持ち歩き、そこからwi-fiでパソコンやスマホ、タブレットにインターネット接続。

WiMAX(ワイマックス)のメリット・デメリット

こういう手のひらサイズの機械を使って、外出先や移動中などで、手軽に高速回線でインターネットができるのが特長です。

 

どこがサービス提供しているの?

UQコミュニケーションズUQコミュニケーションズ」という会社が、WiMAXのサービスを提供しています。

また、UQコミュニケーションズから回線を借りて、プロバイダ各社や家電量販店がサービスの二次販売をしてます。複数の業者が取り扱っているので、料金面で競うなど、ユーザーのサービスの選択肢は多いです。

 

僕が思うWiMAX 3つのメリット

思ったより速い

僕が5年前に使い始めた頃に比べ、WiMAXはつながりやすさがかなり向上しています。

日々使う中で回線が切れにくくなり、ずいぶんと安定したと感じます。都営地下鉄や東京メトロなど昔は使えなかった場所でも使えるようになっており、アンテナがあちこちに整備されたことによって以前より確実に速度が出るようになりました。

現在は、次世代規格のWiMAX2が主流となり、ダウンロード回線速度も最大220Mbpsに2015年春からアップグレードされます。

WiMAX2は現在、どのくらいの速度が出るものなのか。

2015年3月、東京都内、新宿駅のホームで平日15:00時頃に計測。

nifty_wimax_速度 (1)

ユーザーの多いターミナル駅でも30Mbps出ており、ネットや動画のストリーミングにこの速度があればまったく問題ありません。

平日夜間22:00、東京都内の自宅で計測してみると

nifty_wimax_速度 (2)

混雑して速度が落ちる夜間でも27Mbps出ており、ストレスを感じさせません。

公称でWiMAX2は「最大220Mbps」出るとアナウンスされていますが、あくまで「理論値」であり、マックス出ることはほぼありません。アンテナの真下で他に誰ひとり使ってない状態でも出ないんじゃないかな。

それでも、この速さのモバイル回線を持ち運べるなんて、素晴らしい時代になったものです。

 

持ち運びできる回線

家の固定回線だと、自宅内でしか使えません。

それなりの速度が出る回線を外に持ち運ぶことができる。

外出先でwi-fiにてスマホもWiMAX経由でネットにつなげられるので、パケット使用量の節約にもなります。

WiMAXにうまくデータ通信を分散させることで、より少ないパケット使用量上限のプランに変更することができ、携帯電話料金の節約にも繋がります。

使い方を見直すことで、家計における通信料の削減効果は大きいです。

 

6時間は確実に持つルーターのバッテリー

WiMAXのルーターもかなり進化して小型化してきてます。

WiMAX2のサービス開始当初のルーターは「でかい」「重い」「バッテリーの持ちが悪い」でしたが、改善されています。

WiMAXのルーターの通信時間は長い

自分が毎日使っているルーターのNEC製「WX02」は、公称「7.3時間」です。通信状況によるとは思いますが、繋ぎっぱなしで計測したところ「7時間40分」持ちました。

スマホのテザリングでWi-Fiをつなげてもいいですが、笑っちゃうくらいバッテリーの減りが激しくて実用に耐えられません。スマホのテザリングは緊急用のサブ的位置付け、モバイルのネット回線ははWiMAXをメインで使ったほうが賢いです。

「WX02」はマイクロUSB端子からの給電なので、パソコンに直で接続、もしくはモバイルバッテリーからの給電も可能。省電力機能をうまく使いつつ、最低でも6~7時間持ってくれればバッテリーに関してはさほど気にする必要がないと感じています。

 

月々の価格が安い

WiMAXの契約は、契約した会社やプランによって契約期間の縛りがありますが、現行の契約プランはほとんど「2年」

1ヶ月あたりの請求額は、各社5千円いかないくらいです。これに長期契約(2年)で各種割引やキャッシュバックがあるため、キャッシュバック分を引いて計算すると、実質月あたり3千円~4千円くらいにおさまります。

WiMAXを提供しているプロバイダ各社の栄枯盛衰を5年もウォッチしてきている中で、2017年現在、どこが一番おすすめか。

「回線速度などの質」「キャッシュバックの支払いに変な条件や面倒な手続きがなくストレスが少ない」「老舗プロバイダとしてのサポートもしっかりしていて安心」

それらが支払うコストに見合うかどうか?で見ると「So-net」のバランスが一番良いと考えます。

参考 So-net WiMAX

関連記事 So-netのWiMAXを契約した先にあるもの。それはバランスの良いサービスと安心感。

 

僕が思うWiMAXの3つのデメリット

電波が弱いところがまだある

東京都内、近郊だと電波が掴めないということはほぼありませんが、山のほうに行くとエリア外で電波がなかったりします。

また、僕がWiMAXを使い始めた5年前に比べたら劇的に改善されましたが、「地下」と「高層階」は弱いです。地下街でも使えるところは増えましたが、WiMAXの電波の性質もあり、建物の奥まった場所だとアウトになる場合が多いので注意です。

高層ビルも上のほう(感覚的には30階以上)だと電波が弱くなる印象があります。

UQコニュニケーションズの企業としての設備投資の体力、簡単に言うとお金の問題もあるので致し方ないのかなと思いますが、自分の生活環境でWiMAXは使えるのかを、エリア判定やTryWiMAXでお試ししてからの契約をオススメします。

関連記事 「TRY WiMAX」使いこなしのコツと注意すべきこと

 

速度は期待しすぎてはいけない

上で十分な速度のデータを提示しましたが、夜の回線が混雑する時間帯(21時~0時くらい)は、影響により速度低下を体感することがあります。

これはひかり回線をマンション内で分割するマンションタイプでも夜は呆れるほど遅くなりますし、携帯の回線も夜は激遅。どこも混んで遅くなる現象は同じなので、WiMAXだけに限りません。そういう現象があるよということは事前にお伝えしておきます。

繁華街や大きな駅の周辺など、WiMAXを使うユーザーが多いと遅くなる傾向もあります。これは携帯電話と同じですけどね。

 

データ通信量の制限がある

一般的に携帯電話もモバイルインターネット回線も、過剰なデータ通信を行うユーザーに対して「速度制限」を行う締め出しがあります。

みんなで使う回線を一部のユーザーで独占しないように一定のデータ通信量の上限を超えると、回線速度が絞られて遅くなるペナルティを食らいます。

2015年2月までWiMAXは「どれだけ使っても速度制限なし」が売りだったのですが、現在はWiMAX2のプランに「月7GBまでの制限ありプラン」と「上限なしギガ放題プラン」の2種類が用意されています。

7GB制限ありのプランのほうが若干安いですが、できればギガ放題プランを選択したほうが心理的な負担も少ないと思います。僕はここ1年、毎月30GB前後のデータ通信量なので「ギガ放題」を迷わず選択してます。月額料金の差は微々たるものなので、「ギガ放題」プランを選択することを推奨。

そして、2015年5月29日から「3日3GB」のデータ通信量制限も発動されました。3GBを超えると「翌日昼より24時間、回線速度が絞られる」制限です。

制限開始当初のダウンロード速度は1Mbpsのいろいろとストレスを感じる厳しい速度制限でしたが、現在は制限時の速度は5Mbps程度に緩和されています。直近ではだいたい4.8~5.2Mbpsの範囲に張り付きます。

これだけあればウェブブラウジングなどには特に支障なく、動画も低画質なら問題なく見ることが可能です。

3日で3GBということは1日あたり1GBなので、Webサイトの閲覧が中心のようなライトユーザーなら大丈夫かもしれませんが、動画を良く見るようなユーザーは制限が足かせになるかもしれません。自分の使用環境とよく照らし合わせる必要があります。

ちなみに僕の場合、1ヶ月のうち5日くらい制限がかかることがありますが、制限下でも5Mbps出ますし、Amazonプライムビデオも遅延なく観られる。うまく共存すればなんとかなるレベルなのでそんなに問題視していません。

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結論:WiMAXは使える!

東日本大震災のときに携帯各社の回線が軒並みダウンしているところ、WiMAXはピンピンしていてものすごく助かった覚えがあります。

こうやって5年もの長い間、WiMAXをずっと使い倒して感じた「良いところ」「悪いところ」を挙げてみましたが、電波環境に関してはこの数年でかなり改善されてきている印象です。

僕は日常的に東京都内のあちこちに、WiMAXを持ち歩いてモバイルインターネットをしています。最近は「なんだよ、この場所はつながらないのか」と思う頻度が激減しました。それだけWiMAXの環境が整っていっているということです。

自宅でゴリゴリと動画試聴やオンラインゲームをして太いインターネット回線が必要な場合は、WiMAXの速度では厳しいですし、速度制限を食らうと痛いのであまりおすすめできません。

昔は「使い放題」「固定回線代わりに」というのがWiMAXの売りでしたが、速度制限がある以上、そのような使い方を求めるユーザ―はちょっと合わないサービスとなってしまっているのが現状。

しかし、Webサイト閲覧中心のライトなインターネットの使い方の場合、外で公衆無線LANなどをうまく使ってデータ通信の負荷分散をはかれば、自宅回線をWiMAX一本に絞ってもけっこうイケてしまうのかもしれません。

回線速度の速さへの追求はちょっと諦めて、月のネット代のコスト削減と持ち歩きができるモバイル性とそれらを含めたコストパフォーマンスを重視すると、やはりWiMAXの使い勝手と強さには勝てません。他社のモバイル回線と比較しても、まだまだWiMAXの優位性はあります。

もし、モバイル回線をどこにしよう?とお悩みの方には、WiMAXを5年間使い倒したヘビーユーザーが太鼓判を押させていただきます。はい。

 

参考 So-net WiMAX

関連記事 So-netのWiMAXを契約した先にあるもの。それはバランスの良いサービスと安心感。

 

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