読書録:「10歳までの子育ての教科書-「子育てのやり直し」はできません-」
2013/09/20
子育てには正解がない!
子育てのプロたちが学術的な観点からどういった生活習慣が子供のために良いのか、「正しい子育てのポイント」を解説。
逆に読んでよくわかりました。「子育てに正解がない」ということが。寄稿者ひとりひとりの子育てに対する考え方と方針が違うことにより、それが一冊の本として形になった時に一貫性に欠け、弱点が露呈しています。
例えば、同じ本の中で片や「親は場合によっては理不尽でもよい」と断言している人。片や「積み重ねによって「大人は理不尽」と感じるので避けるべき」とその対策を論じている人。読者は「どちらが正しいんだ?」とちんぷんかんぷんです。
どちらも正しいのでしょう。要は「時と場合」が重要です。どの考えをチョイスするかは読者である親次第。百人百様の子育てに正解と結論はないのだなと改めて強く感じさせられる一冊です。
「自分がしてほしいことをする、されたらイヤなことはしない」のが基本。
「なぜならば」をいつもいえるようにしておくと、思春期になったときに、しっかりと話ができる関係になっています。
→「なぜならば」と口にすると理由を考えることで、自分自身が冷静になれる。親にもメリット。子供との会話で守ること。「誰かと比較しない」「否定しない」「評価しない」
■アマゾン:10歳までの子育ての教科書
■楽天ブックス:【送料無料】10歳までの子育ての教科書 [ アスコム ]
ad
ad
関連記事
-
2才のイヤイヤ炸裂中!「2才児イヤイヤ期の育て方」を読んで教えを乞うてみた
息子(2歳)は最近、何でも「イヤ!」 1日一緒にいたらさすがに辟易して、「今日パ …
-
読書録:「メンズのための安産バイブル」
男性向けの出産本ってないの? 出産本といえば「たまごクラブ」かな、と意気込んで買 …
-
読書録:「パパ1年生-生まれてきてくれてありがとう!-」
流れをさらっと把握するのであればこの本 パパの育児のツボを妊娠期から出産後までわ …
-
読書録:「男の子のしつけに悩んだら読む本」
「男の子はこういうものだ」と納得する 男の子たるもの、元気が一番ってわかってるん …