子どもが読みやすい「絵本のサイズ」まで気を払っていなかったな。という話
いやこれ、子どもによりけりだろうからあくまで「仮説」なのだけど、「小さいサイズの絵本のほうが子どもにとっては扱いやすい。だから小さい絵本って、子どもは好きみたいだよ」と気付いたお話。
「子どもは小さいサイズの絵本が大好き」という仮説
息子の最近の傾向
うちの息子(3)が、最近ひとりで読んでいる絵本を観察していると「小さいサイズ」の絵本が多いことに気が付いた。
「小さいサイズ」とは、具体的に何か?
本屋の絵本コーナーの片隅にあるクルクル回るラックに入っていて、1冊400円くらいで買える「名作絵本」「童話絵本」とか、そういうような小さめの絵本のサイズのことです。こういうの。
絵本のストックの中でも、読み聞かせ時以外の最近の息子は、小さいサイズを好んで読んでいる傾向があります。絵本や図鑑、買ったばっかり、その時々のブームもあるので「常に」というわけではありませんが。
親目線だけに偏っていた?
親の絵本の選び方は、絵本に何を期待するかで人によってさまざまです。僕は絵本選びのひとつの基準に「大きなサイズで視認性に優れ、刺激や発見の多いもの」というのが入ります。
目前に広がる絵本の世界に、子どもの「わあっ」という驚きや喜びの反応が欲しいという、完全に親のひとりよがりな発想から来ています。
でもこれって、子どもの身体のサイズや目線の幅を考えると、単純に本が大きければいいという話じゃないのではないか?とふと思ったのです。
子どもにとっての小さい絵本のメリット
小さい絵本を息子はなぜ手に取るのか?
- 子どもの小さい身体と手にフィットし、持ち運びも楽。
- ひとりで絵本を広げた際、膝の上に載せやすく、めくりやすい。
- 目線を大きく動かす必要なく、ページ全体の把握が可能。
「小さくて見難いんじゃないの?」どうやらこれは親の余計なおせっかいであって、子どもにとっては「全く問題がない」
むしろ、細かい、小さいところからいろいろ見つけ出す作業の方が、子どもたちは夢中になっておもしろがったりするもの。
そして「小さいサイズ」が自分の小さい手や身体にマッチする。これが小さいサイズを好む「最大の理由」と分析します。
小さい手で持って部屋の中を移動する、小さい手で絵本をめくる。そういった作業が、彼らにとってスムーズに進むのは「小さいサイズの絵本」だった。
息子を見ている限り、どうやらそういうものみたいなのです。はい。
まとめ
「あんなちまちま絵本より、こっちのでかいほうがいいだろ」
だいたい何でも「大は小を兼ねる」発想で、雑というか。自分の考え方が凝り固まっていて、それを我が子に押し付けているだけでした。わかっていなかったなあと反省です。
いやもう、先輩パパママたちからすれば「何こいつ、ごちゃごちゃ小難しく言っちゃってんの」って話なのでしょうが、自分にとっては新鮮な発見だった。これ読んでくれている方の中で、ひとりくらい同じ人いるんじゃないのかな。
子どもは「小さいサイズの絵本「も」大好き」
小さいサイズの絵本はお財布にもやさしいお値段ですし、我が家はしばらく定番童話ものをぼちぼち増やしていこうと思っています。
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