子供にも日焼け止めって必要?乳幼児向け日焼け止めレビュー
2014/11/18
「子どもに日焼け止めなんていらねーだろ。こんがり焼けて健康的だ」と思っていたアホな父親が通りますよ。知らないって怖い。
紫外線が子どもに与えるリスクを勉強した結果、考えを180度改めまして、昨年の夏からうちの息子には日焼け止めをワシワシと塗っています。
今回は、「えっ?子どもに日焼け止めって必要なの?」「塗って、肌のトラブルにならないの?」という「子どもの日焼け防止」の基本的なところにお答え。そして、肌のめっちゃ弱いうちの息子で試した結果、どこの日焼け止めが大丈夫そうか?「子ども向け日焼け止め」のレビュー(口コミ)も一緒に書いてみるエントリーです。
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子どもに日焼け止めは必要なのか?
結論:子どもに日焼け止めは必要
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ここは賛否両論あり、親がそれぞれジャッジすればいいと思いますが、僕は「必要だ」と考えています。
それはなぜか。
そもそも僕らは「日光浴させるのが良い」と言われた時代に育った世代なので、まず現代の常識と潜在的な部分でズレていることを自覚したほうが良さそうです。
子供の頃の日焼けは10日もすれば、一皮むけてシミ、シワなどのない健康そうに見える小麦色の肌になるだけですし、適度な紫外線は骨形成を助けたり、皮膚の殺菌作用などのよい面ももっています。
しかし、紫外線は1日10分で十分に骨形成を助け、18歳までに、生涯における紫外線量の約半分を浴びることもわかってきました。
これらのことをふまえ、1998年に母子手帳から「日光浴のすすめ」という記載がなくなり、むしろ子供の頃から紫外線対策が必要であることが常識となってきました。
引用 うえの小児科クリニック 「子供に“日焼け止め”って塗ってあげるべき?」
現代医学では、紫外線の子どもに対する様々なリスクが叫ばれています。
細かく挙げるときりがないので簡単にまとめると、「子どもは紫外線による皮膚がんのリスクが高く、長年の紫外線の影響によりシミやシワといった老化が早まる可能性」がある。それを防ぐためには「子どもの頃からの日焼け予防」が必要。
日焼け予防には、長袖や帽子、サングラスなどもありますが、子どもに「日焼け防止」のために真夏に長袖を着せるのはしのびなく、帽子はともかくサングラスを素直にかける幼児がこの世にいるとも思えません。
時代が進化すれば画期的な日焼け防止手段が編み出されるかもしれませんが、現状、子どもは「日焼け止めを塗る」に頼らざるをえない。
煽るわけではありませんが、もはや「日焼け止めを塗らないリスク」のほうが断然高いと思ったほうが良さそうです。
「子ども向けの日焼け止め」を選択すること
大人の女性が追い求める「日焼け防止能力」のみに注目してしまうと、SPFが強いものは刺激が多く肌への負担も大きいため、子どもの肌に向きません。そのあたりを考慮した「子ども向けの日焼け止め」が、市販されています。
子供向け日焼け止めもピンキリ。なるべく「低刺激」のものを選び、日焼け止めが必要な環境に長時間いる場合は「塗り直す」ことを前提にしたほうが良いです。また、子どもが嫌がったりするので、「べたつき」の少ないものを探したほういい。
ものによっては、紫外線吸収剤無配合、アルコールフリーをうたっていたり、アレルギーテストなどを経ているのを公表している日焼け止めもあります。きちんと「赤ちゃん向け」「子ども向け」とされている低刺激の日焼け止めであれば、肌にトラブルのリスクは少ないはずです。
デリケートな子どもの肌なので、問題が100%起きないと保証できる安心の日焼け止めはありません。下に書きますが、「合う」「合わない」は実際に実験するしかありません。精査して、子どもに「合う」日焼け止めを探してみてください。
肌の弱い子どもに合う日焼け止めの一例
前提でお話しておくと、うちの息子の「肌の弱さ」は「バンドエイドをほっぺたに半日貼っただけで、1週間以上、痕が消えない」くらい「めちゃくちゃ弱い」です。
で、うちの息子の「日焼け止め」遍歴ですが、0歳、1歳の時はまだ炎天下で長時間遊ぶということは少なく、日焼け止めまで気を回していませんでした。夏は、虫除けだけを吹き付けていた。今から考えれば、マズったなと反省しています。
「日焼けのリスク」をようやく認識し、2歳になった昨年の夏に買った日焼け止めはこれ。
すべすべみるる ベビーUVローション
基本的に店頭の子ども用の日焼け止めを見ると、「何歳から」といった年齢指定が明確にされているようなものはありません。
この商品の使用者レビューを見ると、生後数ヶ月の赤ちゃんからでも問題なく使えているようです。
アレルギーテストなどもクリアしており安心です。しかし、肌の弱いうちの息子は、妻いわく「顔に1、2回赤いポツポツが出たけどそれがこの日焼け止めが原因なのか特定できなかった」とのこと。
日焼け止めを塗る箇所は、顔、首、腕。目や口に入らないように注意すれば、顔に日焼け止めを塗りたくっても問題はありません。
で、今年の夏。もう3歳になったので「そんな過保護にせずでもいいよな」と、どこのドラッグストアにでもある、お値段安めの日焼け止めを買ってみました。
ニベアSUNプロテクトウォータージェルこども用
しかし、息子にはダメでした。
顔に赤いブツブツができてしまいました。刺激が強くてかぶれたと思われます。
最初の「すべすべみるる ベビーUVローション」でも「かぶれの疑惑」がありましたし、今回のニベアでは明らかにかぶれた。子どもの体質による「合う」「合わない」は確実にあります。
子どものデリケートな肌に塗るものなので、「塗った結果どうなったか?」は、親が注意深く観察しておかないといけません。
で、慌てて買い替えた日焼け止めがこちら。
ママはぐ 日焼け止めジェル
使ってみない限り、どうなるかはわかりませんが、低刺激性をうたっているリスクの低そうな「ママはぐ 日焼け止めジェル」を購入。値段もちょっとお高めです。
この日焼け止めを約1ヶ月使っていますが、息子の敏感肌への問題は今のところ出ていません。大丈夫そうです。
ママはぐは、ニベアよりなじみが良くて塗りやすいです。
また、容器の形状がポンプ式なので、ボトルタイプより使い勝手がいい。楽です。持ち歩きの際に何かの拍子に押されてしまい、カバンの中がえらいこっちゃになるのでは?という懸念はあります。しかし、出かける前に塗ることがほとんどでそうそう持ち歩くこともなく、今のところそういう事故には遭遇していません。
あと、「せっけんで日焼け止めが簡単に落とせる」ことを売りにはしていますが、これはだいたい子ども用の日焼け止めはどのメーカーも「簡単に落とせる」ようになっています。落とし方はふつうにお風呂に入るだけ。この「簡単に落とせる」は、差別化ポイントではなく、最低限の基本ポイントです。
日焼け止めの効果は、日焼け止めを塗らない状態と比較実験のしようがないので、なんともはっきり言えません。ここはメーカーの言い分を鵜呑みにするしかない。
いちおう、「問題が起こらなかった」ことを優先し、今シーズンはこのママはぐを使ってみます。
子どもの「日焼け止め」選びは慎重に
あくまで、「日焼け止め」の合うor合わないは「その子の体質しだい」ということは、言わずもがなです。
今回の日焼け止めによるトラブルを皮膚科の医師に報告し、「荒れるくらいなら塗らないほうがいいのか?」と質問したところ、「日焼けのリスクは高いから、荒れない日焼け止めを塗るなど日焼け対策は継続したほうが良い」と言われました。
まずは正しい「子どもの日焼けリスク」を理解。そして子どもに合う「子ども用日焼け止め」を探して、日焼け防止。
「子どもの日焼け対策」は、甘く見ないほうがいい。もし何もやっていない場合は、ちょっと考えたほうが良さそうです。
また、我が家と同じように子どもの肌の弱さに翻弄されているパパママは、合わない場合もありますが、うちで使っている日焼け止め「ママはぐ 日焼け止めジェル」を比較検討の候補に入れてみたらどうかなと思います。おすすめです。
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Comment
初めまして
子育て関連で以前ブログを拝見してから、
時々読ませていただいています。
詳しく書いていてくださっているのが、調べたい派の私は興味深く楽しく拝見しています。
幼稚園や子供のせ自転車を選ぶお話、大変参考になりました。
お礼がてらのコメントで子供たちに愛用している日焼け止めのお薦めがありまして。
「パックスベビー UVクリーム」
安心の成分を買いやすいお値段で国産メーカーさんが出されていて、シリーズのボディークリームと共に使用しています。
季節が過ぎてしまいましたが、もし参考になりましたら。
今後もブログ楽しみにしていますので、がんばってください。
あやさん
はじめまして。コメントどうもありがとうございます。時々読んでいただいてこちらもありがとうございます。
そうか、となったんですが、調べたい派には僕と共通するところがあるんですね。今後もご期待に応えられるよう、徹底的に調べあげて徹底的に経過を書いてまいります。しつこいくらい。
パックスベビー UVクリームは知りませんでした。拝見したところ良さそうなので、来年はこれ試してまたレビュー書くか、追記できたらと思います。情報ありがとうございました。
今後ともブログともども宜しくお願い申し上げます。
お返事ありがとうございます!
クリーム、参考にしていただけたなら幸いです
もともと何か買うのも自分で納得した物を、と思って調べるタチなのですが、子供にとなると余計に熱が入ってしまいます。
なので、しつこいくらい調べてくださっているのが、すごーくありがたいです!
また、うちは上は女の子、下は1才過ぎの男の子なのですが、女親にとって男の子の育て方は未知の世界^^; なので、これからも参考にさせていただければと思います。
長々と失礼しました。
今後も楽しみにしています。
あやさん
コメントどうもありがとうございます。
>子供にとなると余計に熱が入ってしまいます。
あやさんのコメントにはいちいちなるほどと思うのですが、そうか、自分が徹底的にやってるのって性格かと思ってたら子どものものだからなおさらというのもあるのかと。ここ無意識でした。父親失格ですいません。
けっこうちゃらんぽらんなので参考になるかどうかはわかりませんが、なにか少しでもご参考になるのであればやっているほうも救われます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。
今日はずっとねむたいさんのブログを過去のものからいろいろ拝読していました。
で、今朝に続いて2回目のコメント投稿、失礼致します。
今日近所の釣り堀から帰宅した夫が真っ赤に日焼けしていたのを見て、紫外線が強くなってきたのを改めて実感しました。今年は日焼け止めどうしようと考えていたら、タイムリーにこの話題に遭遇。ありがとうございます。
私は丈夫で長持ちタイプのおばちゃん、健康だけが取り柄なのですが、弱点がひとつ。肌がかぶれやすいです。
赤ちゃん子供にもOKの日焼け止めもいくつか試しましたが、痒くなってダメでした。ママはぐはまだ試していないので自己責任でトライしてみたいです。
日焼け止めとは関係ありませんが、肌が敏感な方は〇〇クロのヒ〇〇テックでもカブレることがありますのでご用心ください。
私はこれを着ると肌に触れた所全てが真っ赤になって痒くなります。
そんなトラブルさえなければ大変便利なものみたいですけどね。残念です。
Kayさん
コメントありがとうございます。いろいろと読んでいただいてありがとうございます。正直、400記事を超えたあたりから自分でももう過去に何書いたのか全部覚えきれておりません。
日焼け止め、スキンケア商品は個々人との相性が「すべて」だと思っています。マッチするものに辿り着くまでにリスクを冒さねばならずそこが悩ましいところです。
肌な敏感な方はそういった素材だけでもかぶれることがあるんですね。勉強になります。
昨年上記コメント書き込んでおきながら、今年になって初めてママはぐを使い始めました。
結果、大丈夫でした!
ねむたいさん、ありがとうございます。
塗った所が赤くも痒くもならず、日焼け止めで肌にトラブルがおこらないのは初めてです。
連日あちこちのコメント欄に何度もお邪魔して失礼しました。
ねむたいさんには本当にホント、お世話になりっぱなしなので、とても良かった!と感じたことはお礼をお伝えしたくて。
心から感謝しています。
Kayさん
コメントどうもありがとうございます。ママはぐはうちの息子が5歳になってもまだ継続して使ってます。
ブログ読んでいただいてここまで活用してもらえると書き手冥利に尽きます。いつも感想ありがとうございます。フィードバックも大変助かっております。
引き続きブログともども宜しくお願い申し上げます。