不本意ながらホットカーペット比較レビュー/モリタMC-20EとパナソニックDC-2NH
2015/11/05
無念!モリタの「MC-20E」1年持たず!
悩んだ挙句、「まあ難しい仕組みでもなく、そんなにすぐ壊れるもんでもなかろう」とモリタのホットカーペッド「MC-20E」を購入したのが、2012年の11月。
「MC-20E」は販売終了で、現在は後継モデルが出てます。「UC-20G」
昨シーズン5ヶ月間使用し、春夏は納戸へ。
今シーズンは2013年11月に再登場。そして2ヶ月後の2014年1月の正月のこと。
ホットカーペットの操作部から、急に「カッチン!カッチン!」と、いつもはしないウインカーのような大きな音がし出し。「えっ?なに?なに?」と食事中の我が家は軽くパニック。
とりあえず「スイッチをオフにしてみよう!」と私がホットカーペットをオフに。それを最後にスイッチが入ることは二度となかったとさ。
ホットカーペットって、断末魔の叫びするのね。
「そんなにすぐ壊れないよな」という楽観むなしく、稼働通算7ヶ月。実質12ヶ月も動かしていないのに、保証期間1年はあっさり期限切れ。
さらに壊れたカーペットを捨てるのに自治体に引き取ってもらうと600円もかかるという事実に追い打ちをかけられ、「モリタは二度と買うまい!」と固く誓ったのでありました。
photo credit: splorp via photopin cc
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寒いよお((´д`)) ブルブル…
まさかの冬シーズン真っ盛り、暖房用品の高値掴みをせざるをえない状況に。
「こういうのは夏のアマゾン投げ売りを狙うべきなんだよ」とケチケチな自分の中のリトル自分が言っておりますが、寒さには勝てません。今すぐホットカーペットが欲しい。
自分で修理してみようかとも思いましたが、たぶんヒューズが飛んだっぽいので、はんだごてどうこうで直るわけもなく。下手に修理して火でも出したらシャレにならないのでヤメ。
素直に新しいホットカーペットを探すことにしました。無印良品のカバーは我が家のお気に入りなので、本体のみを。
実は、カバー付きのホットカーペットは多くあれど、ホットカーペット本体のみとなると意外と選択肢は少なかったりします。
いろいろ調べた結果、価格.comで一番人気の「広電」のホットカーペットに注目。
こちらも後継モデル出てます。「CWC-2003」というモデル。
しかし、7ヶ月で壊れたという三流メーカーに対するトラウマがまだ癒えていません。妻の抵抗にもあいました。
仕方ない。ベタベタですが、一流メーカー(と過去に言われていたが没落激しい)パナソニックのホットカーペット「DC-2NH」を買うことにしました。
現行の後継モデルはこちら「DC-2NJ」
パナソニックの「DC-2NH」開封の儀
届いた。
あけた。
最新ガジェットのような開封時の感動がないのが、この手の機能成熟家電に共通する特徴です。
不本意ながらモリタとパナソニックを比較してみよう!
恐らくこのふたつのホットカーペットを比較するブログは世界初だと思う。なんとも不運な結果の末に産み出された記事です。
同じ2畳のホットカーペット。つくづく両方を見て、ホットカーペットなんて機能的に行き着いた完成商品だなあという印象。20年前と何も変わってないんじゃなかろうか。メーカーも、開発に力入れても仕方ない分野だと割りきってやってるっぽい。
位置づけとしては、パナソニックのほうが上位機種となります。値段も倍くらい違う。
コントローラー部分
モリタ「MC-20E」
パナソニック「DC-2NH」
スライドスイッチはモリタのほうが、ひとつひとつの段階にメリハリがなく、意図した場所に行くのに「ダダダっ」と違うところまでスライドしてしまうことが多かった。
パナソニックはそういうスライド部分でイライラしそうなところは、プッシュボタンに置き換わっています。考えられている。
カーペットの素材
モリタ「MC-20E」
パナソニック「DC-2NH」
どっちもほとんど同じ。どちらが厚くてふわふわということもない。カバーをかけてしまうので本体の色はどうでもいい。
しいて挙げれば、モリタのほうが電熱線が露骨に飛び出ている。パナソニックのほうが生地感にふにゃふやさがなく硬さがある。それは使っているうちにふにゃふにゃになってくるのかもしれません。
暖かさ
どちらも温まりや温度に差はありません。カタログスペックで、モリタは強で45℃。パナソニックは強で46℃。
パナソニックはワンランク上の機種なだけに「省エネ機能」がついています。
省エネ機能とは?(※説明書より引用)
設定温度、室温に応じて表面温度が「約2℃~約6℃」低くなります。節電暖房したいときにご使用ください。
特にエアコンや温風機などと併用したときや、春先、秋口などの比較的室温の高いときにご使用いただくと、効果的です。
省エネ機能を使うと、このモデルの場合、168Whが126Whになるらしいです。じゃあ実際、いくら電気代が得になるのか調べ始めたのですが、Whの単位の考え方がわかりにくくて計算を投げ出しました。
電気代
全面を1時間つけた場合の電気代は、モリタは約6.9円。パナソニックは約7.5円。
消費電力がモリタ500W、パナソニック530Wなのでそのあたりの差かと。
その他機能
両方ともダニ退治機能があります。
切り忘れタイマーはモリタが6時間、パナソニックは8時間。
モリタもパナソニックも暖房面積切り替えができますが、コントローラー部分から見た2分割の分割方法が違います。絵に書いてみた。赤い線で分割。
コントローラー部分からコードが出ているため、部屋のコンセントの場所やよく座る位置を購入前にシミュレーションしないといけません。ここ注意。
全体を見て
ひとつひとつの部品や省エネ機能などを見ると、パナソニックのほうが「高そう」とは思いますが、実際お金払って価格差が倍だと知っているからそう見えるだけのような気もします。メーカーを隠して値段当てクイズさせられたら、きっちり価格差を当てられる自信ありません。
あとはモリタで懲りた「長持ちするか?」ですが、新たに購入したパナソニックが長く持ってくれることを願うだけです。こればかりは使い続けてみるしかありません。
ついでに
パナソニックは購入時に3、4日試運転しろと注意書きが貼ってありましたが、特に最初から問題なく動いてます。
まとめ
この記事書く過程で知ったのですが、「ホットカーペット」は和製英語で、英語だと「electric carpet」だそうです。本日のムダ知識。
私から、ホットカーペット購入検討中の方に申し上げたい購入時の注意点としては
- ランニングコスト(電気代)のチェック
- 暖房面積切り替えパターンと設置場所(コンセント)のシミュレーション
以上2点を忘れずに、と、「モリタはやめたほうがいい」くらいです。
なんとも全体的に盛り上がりに欠けるレビューになっておりますが、「これが悶絶するほど便利だぜ!」ってアピールする機能がない成熟商品のレビューって、おそらく淡々とやるものなのでしょう。今回それを学びました。
来年あたりに今回購入のパナソニックが速攻で壊れて、「不本意ながらホットカーペット比較レビュー第2弾!」という記事がアップされないことを、個人的にも切に願っております。
【追記】
その願いむなしく、パナソニック、2ヶ月で壊れました! 顛末を書きました。
関連記事 パナソニックのホットカーペットが壊れて修理を依頼したらこうなった
現行の後継モデルはこちらです。パナソニック「DC-2NJ」
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