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ボタン電池の誤飲に注意!1時間で食道や胃に穴が簡単に開く危険性をご存知ですか?

      2014/11/18

ボタン電池の誤飲は危険 (1)

Twitterのタイムラインに流れてきて「まじか!それは知らんかったぞ!」と驚き、速攻でリツイート。

「ボタン電池の誤飲で重症化することがある」。子どもがいる人は知っておかないといけない事実なので、しつこく記事に起こしてみます。

photo credit: USCPSC via photopin cc

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ボタン電池の誤飲に注意!

上の方のツイートにもリンクが張ってある、消費者庁のニュースリリースにかなり詳しく概要が書かれています。

参考 消費者庁「乳幼児(特に1歳以下)のボタン電池の誤飲に注意!-重症化することを知らない保護者が6割も!!」(※PDFファイル)

お堅いお上のニュースリリースなのに、タイトルにビックリマークをばんばん使っていて、強く警告したい感が滲み出ています。

ボタン電池は、誤飲時に食道にとどまり、放電の影響によって短時間(僅か1時間)でも潰瘍ができて穴が開いてしまうなどの重篤な症状を生じることがあり、場合によっては死に至るなど大変危険です。

端から端まで全部読んだら、怖くなった。ポイントをまとめておきます。

 

なぜボタン電池が危険なのか?

ボタン電池の誤飲は危険 (2)

photo credit: James Bowe via photopin cc

  • 電池を飲み込み、消化管に接触した電池から電流が流れると、電池の電気分解でアルカリ性の液体が出来て、消化管の壁を損傷する。
  • 特にコイン形のリチウム電池は、食道などにひっかかって停滞しやすい。1歳前後の子どもがコイン形のリチウム電池を誤飲すると、食道にとどまることが多い。
  • リチウム電池は、電池を使い切るまで他の電池より高い電圧を保持するので、危険性が増す。

 

ここ数年の事故情報

発生件数

2010年12月から2014年3月までにボタン電池の誤飲は51件発生、誤飲の疑いの報告も含めると93件。そのうち、入院が必要だったのが11件。
 

年齢別発生比率

3歳以下が91件(全体に占める率:98%)と大半で、1歳児の誤飲が54件(同:58%)と最も多い。

消費者庁のニュースリリースの図がわかりやすいのでお借りします。

誤飲年齢 (1)

誤飲年齢 (2)

 

事故の事例

電池保管のケースの蓋を開けて誤飲、摘出手術後ICU収容。

電池を入れておくケースの蓋が開いていた。丸い電池が1個見当たらず受診。レントゲンにて電池を確認、摘出手術。手術後ICU収容。

組織破壊が進んでいたため、食道に穴が開きかねない予断を許さない状態にて、約1か月間入院。電池は起電力3Vの新品のコイン形のリチウム電池。

(事故発生年月 平成26年1月、2歳・男児・中等症)

電池飲んで、ICU収容。シャレにならないです。

 

飲んでしまった時の対応

救急車を呼んで、一刻も早く医療機関に行く。レントゲンを撮ればわかるので、飲んだかはっきりしなくても行く。

その際、電池の種類や状態をきちんと医師に伝えると、適切な治療に移れるようです。
 

誤飲の予防策

電池の保管場所に注意する

手に届かないところに置いたつもりでも、大きくなって手が届いたりします。

捨てる際のボタンの一時的な保管場所も、手が届かない場所に置くなど、注意しないといけません。

 

電池を子どもの前で交換しない

子どもがあんなきらきらするもの、興味を持たないはずありません。

子どもの目の前で電池を交換しない。子どもがいないときにやる。もちろんはずしてちょっと置いたりするのも何が起こるかわからないので、注意を払う。

 

ボタン電池が使われているものを再点検!

ボタン電池で子どもが危ない経験をしたことがある人のうち、「製品の中に入っていたが、何らかの原因で出てしまった」と「使用前または使用済みで製品には入れていなかったボタン電池」のパターンが半々だったそう。

どのボタン電池で危険な経験をしたか、多い順に挙げると

  • おもちゃ
  • ミニゲーム機
  • タイマー
  • 置き時計
  • リモコン
  • LEDライト
  • ミニ懐中電灯
  • ペンライト
  • ライト付き耳かき
  • 体温計
  • 電卓

となるようです。このうちどれかは家の中に必ずあるはず。

家の中のボタン電池を使っているものを再点検し、蓋などが開きやすくなっていないか?ふとした拍子に開いてしまうようなことがないか?をチェック。蓋をテープで止めて容易に開かない工夫をしたり、そもそも子どもの手に届かない場所に置いたりする。親はちょっと不便になるけれど、我が子の身を守るためです。

ボタン電池を使っている音が鳴るタイマーなど、その場しのぎの遊び道具として深く考えずに子どもに手渡してしまいがちです。そういう時も、絶対に蓋が開かないと確信できないもの以外は渡してはダメですね。

 

ボタン電池の誤飲の危険性を再認識しよう

ボタン電池の誤飲は危険 (3)

photo credit: yoppy via photopin cc

うちの息子も1歳の時に、「あれ?息子が着ていた服のボタンが取れてる!どこやった?もしかして飲んだか!」となったことがあります。その時は、部屋の中で見つかって一安心でしたが、妻とふたりで大騒ぎでした。

3歳になった今はおもちゃを口に入れたりするようなことはありませんが、おままごとの時にちゃんと洗ってないおもちゃのコップに平気で口をつけたりしますし、この間は気分が盛り上がり過ぎたのか、砂場でおままごとした時に砂を食ってました。

いくら統計的に0歳から1歳の誤飲が多いと言われても、3歳でも十分突拍子もないことをやらかすため、誤飲のリスクが低いとは言い切れません。親が折に触れて言い聞かせ、注意し、気を抜かないようにしないといけないですね。

子どもの誤飲は何を飲んでも危ないですが、特にボタン電池は「命に関わる危険性が高い」と親が再認識。

そして周囲のボタン電池を排除するなど、家の中の再点検をして、リスクを下げる努力をしないといけません。今回、この消費者庁のニュースリリースを読んで改めて気を引き締めたしだいです。お互いに注意していきましょうね。

 - 子育てネタ ,

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