リュック専用防水レインカバー(ホグロフス)徹底レビュー
2015/02/10
仕事でノートパソコンをリュックに入れて自転車で移動しているのですが、困るのが雨の時。
使っているリュックは防水仕様をうたっているモデルではないけれど、小雨くらいならナイロンがはじいてくれ、派手に浸水することはありません。しかし、大雨の時かつ長距離移動の際は、さすがにパソコンやスマホ、サブディスプレイなどの電子機器がリュックに満載なのでヒヤヒヤする。
今まではリュックを背負ったままで大きめのレインコートを着るという防水対策を取っていたのですが、どでかいリュックが邪魔でレインコートが死ぬほど着にくい。いつもイライラする。
で、なんとかならんかな?とネットを徘徊していて見つけたのが、リュックにかぶせる専用のレインカバー。登山やハイキングをやる人には常識かもしれませんが、素人はこういうグッズが世に存在していることさえ知らなかった。
いろんなアウトドアブランドを比較検討してみたけど、ネット上に細かい情報が一切ない。まあこんなものを細かくレビューするやつなんて、奇特だと自分でもそう思う。失敗買い物覚悟で「えいやあ」と買ってしまった。
単純な商品ではありますが、同じようにリュックやバックパックのレインカバーを探している方に向けて、写真付きでレビュー(クチコミ)しておきます。購入検討のお役に立てますと幸いです。
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リュック用レインカバー比較検討ポイント
例えばホグロフスのレインカバーは、カバーをかけるリュック本体のサイズに合わせて
- XSサイズ:15~30リットル用/90g
- Sサイズ:25~40リットル用/105g
- Mサイズ:40~60リットル用/160g
- Lサイズ:70~80リットル/170g
- XLサイズ:80~110リットル/225g
と5種類あります。これは、他のアウトドアブランドのレインカバーもそうで、容量別に幅を持って用意されています。
リュックとカバーのブランドを合わせなくても、サイズだけ合わせておけばあとは下で説明するようなフィット機能で調整はだいたいできます。
登山やハイキングはやったことないので、街使いの視点のみですが、比較検討ポイントは以下の通り。
- 収納時のサイズと持ち運びのしやすさ、軽さ
- 収納のしやすさ
- 着脱のしやすさ
- カバーの素材の厚さと耐久性
- リュック本体との固定方法、風で飛んだりはずれやすくないか
上記視点で比較したところ、条件をほぼクリアしたのが、ホグロフスのレインカバー。購入してみた。
アウトドアブランドとして、元々ホグロフスは個人的に好きだし、信頼に値するメーカーだと思っています。
ホグロフスのリュック用レインカバーレビュー
収納ケースをチェック
ホグロフスのレインカバーSサイズの実物を見ていきます。
ナイロン素材の収納ケースに、レインカバーが入っています。横のペンはサイズ比較用に置いたもの。
ケースのサイズは、縦11cm×横11cm×厚さ5cm。ちょうど手の平のサイズ。重さは全部で105g。
雨に備えてかばんに放り込んでおいても邪魔にならないサイズと重さです。ちょっとは邪魔ですが。
このサイズ感は、5種類のサイズに応じて大小変わります。Sサイズはこのサイズ、と参考まで。
チャック式でケースが閉まるようになっています。
チャックの内側は何の保護もされていませんので、チャックを締める際に中のカバー本体を巻き込んでしまって穴を開けたりしないように気をつけないといけません。
レインカバー本体をチェック
ケースからカバーを取り出します。
わかりやすく言うと、「シャワーキャップ」の大きい版ですね。リュックにガバっとかぶせて雨をしのぐ。
実際にリュックにかぶせてみます。僕が愛用しているマウンテンハードウェアのパラディン、容量33リットル。街用にしてはでかいです。
あれもこれも持ち歩きたがる心配性な男のため、いつもリュックはパンパン。「おまえはバックパッカーか!」ってしょっちゅう周囲にツッコミくらいます。
写真撮影用にちょっと中身を減らしてかぶせてみたのでぶかぶかですが、これでもきっちり装着すればはずれるようなことはありません。
表側のホグロフスのロゴは、反射素材が使われています。自転車に乗っていても安心ですね。
雨の日の視界の悪い道路で、車を運転している人からはっきりわかるように明るめの色のカバー選択することも考えたのですが、アマゾンで黒のほうが値段が安かったため、躊躇せずに黒を買った。
素材は厚手のナイロン。
他のブランドのレインカバーもいくつか店頭で見たのですが、薄くてすぐに破れそうなものもありました。その点、このホグロフスのレインカバーは、見た中では一番厚手で耐久性は高そう。長持ちしてねと期待してます。
厚いと言っても、自転車のカバーレベルまでゴワゴワしてませんので、収納に手こずることはない。
薄い=収納時に小さい=耐久性で劣る
厚い=収納時に大きい=耐久性が高い
どちらを選択するか?です。
表側は光沢がありますが、裏側は光沢なし。
リュックにカバーをかぶせると、背中側はこんな感じになります。
背負えば、リュックで雨に濡れるところはむき出しのショルダーストラップだけになります。
リュックへの固定とケース紛失防止機能のチェック
カバーが取れないようにするリュック本体への固定機能(写真①と②)と、ケースの紛失防止機能(写真③)を見ていきます。
カバーの袋状のクチに一周、ゴム製のコードが入っており、ここをしぼってリュックへフィットさせる仕組みです。
ゴム製の伸縮コードのため、しぼるのも、広げるのも簡単にできます。
また、リュック本体のショルダーストラップに、カバー下部にあるフックをひっかけて固定することも可能。
風が強いときなどはこのフックで固定したほうがいいでしょうが、だいたいいつも忘れます。カバーをかぶせてゴムのコードを引き絞るだけで、自転車走行中にカバーがはずれるようなことは今まで一度もありません。
そして、収納ケースは、レインカバーの一番下に縫い付けられています。レインカバーと分離できません。
「あれっ?ケースはどこいったっけ?」ということがこれでなくなります。ぷらぷらして邪魔、身体との間に挟まって違和感があるということもありません。
また、本体とケースが縫い付けられているから、収納しにくいなども特に感じません。
ホグロフスのレインカバーはおすすめ
がばっと広げてリュックに装着30秒、くるくると丸めてケースに突っ込んで収納30秒、といったところでしょうか。
ケースに入れた際のサイズが確かにちょっとかさばるかなとは思いますが、収納時の大きさの携帯性を求めるとカバー自体のナイロンが薄くなる傾向があり、どうせハードな使い方をするシロモノですので耐久性に不安を抱えるのが僕はイヤでした。
アウトドアブランドとしての堅牢性もあり、ナイロンもしっかりしており、防水もきちんと確保。装着や収納も難しくなく、ケースをなくすことがないように工夫されている。
しばらく使ってみましたが、こちらの求めている最低限の働きはきっちりしてくれるので満足しています。
ホグロフスのレインカバー。候補のひとつとしておすすめできます。
容量15~30リットルのリュック用がこっち。
容量25~40リットル用がこちら。
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