肌が弱い子供の汗疹(あせも)の徹底予防と対策方法
2014/11/18

うちの息子は肌が弱い。とにかく弱い。
夏の汗をかく時期にはすぐに汗疹(あせも)になります。そもそも、子どもはあせもになりやすいものですが、今回は我が家でやっている予防と対策をまとめておきます。
えっと、特別なことはやってません。皮膚科の医師に言われた、当たり前なことを再確認してみようというお話です。
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子どもの汗疹(あせも)の基礎知識
汗疹(あせも)とは?
専門家ではないので、他サイトに説明を丸投げします。ここがわかりやすいです。
参考 nanapi「汗疹(あせも)にも種類がある?あせもの種類と症状の基礎知識」
簡単に言うと、汗をかいてそのままにしておくと汚れがたまって、皮膚に発疹が出てしまう。乳幼児は汗を拭いたりするケアが自分でできないので、親がカバーしてあげないといけない。
またここ大切なポイントですが、子どもも大人も、汗を出す「汗腺の数」は変わらない。なのに身体の大きさはかなり違う。ということは、子どもの小さい身体の皮膚の面積に対して、汗腺の密度はかなり高い。なので、子どもは汗をかく量が多いのです。
どこにあせもはできやすい?
子どものぷにぷにした関節など、汗が溜まりやすい部分はなんとなくわかると思います。
肘の反対側、手首、足の付け根、膝の裏側、首などを中心に、おしり、背中、お腹、顔も。汗をかくところは、とにかくどこでもあせもはできます。
話が逸れるけど、この記事を書きながら「肘の反対側」ってきちんとした呼び方あるのか?と思いまして。よくよく考えたら、正式な呼び方を知らないんですよ。
調べてみました。肘の反対側は「肘窩(ちゅうか)」です。膝の裏側は「膝窩(ひかがみ)」。明日には忘れているであろう、無駄知識の脱線コーナーでした。
汗疹(あせも)の予防と対策

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肌が弱いうちの息子は、汗をかきっぱなしで1日外出してたりすると、一発であせもになります。皮膚科の医師の指導のもと、息子にやっている予防と対策は以下の通りです。
通気性を良くする
おむつは、こまめに取り替える。通気性が良く、汗をきちんと吸う素材の服を着せ、汗をかいたらすぐに着替える。
当たり前だけど、これ基本。
おしぼりで拭く
上に書いた汗をかいて溜まりやすい身体の箇所を、濡れたおしぼりでこまめに拭く。乾いたタオルでもいいですが、汗と汚れをきっちり拭き取るには、濡らしたタオルのほうが効果的。
濡れたタオルでこまめに拭いたほうが、あせもになる確率は本当に下がります。
【追記】この記事読んで下さった方から「おしぼりの外出時の携帯方法」についてご質問いただいたのでお答えします。
我が家では、濡らしたタオルをジップロックに入れて持ち歩いてます。クールダウン目的ではないので、タオルがぬるくなっても問題ありません。あとは、ウェットティッシュなどでも代用ききます。大人用の汗ふきシートは刺激物満載なのでやめたほうがいいです。ウェットティッシュは「水」以外、余計な成分が入っていないものを。
シャワーを浴びる
外で目一杯遊んで、汗をいっぱいかいた場合は、シャワーを浴びる。汗を洗い流す。
夏の暑い日は、1日2回でも3回でもシャワーを浴びさせます。
シャワーがあせもの予防や治療になるからといって、過度にあびすぎるのは問題があります。シャワーのあびすぎは、皮膚のバリア機能を低下させ、皮膚が刺激を受けやすくなり、湿疹が生じやすくなります。
シャワーは1日3回まで、石鹸の使用は1日1回までとして下さい。
引用 野並皮膚科「間違いだらけの「あせも」対策」
という話もあるけど、1日4回も5回もシャワーを浴びさせるのは、現実的に親の手が回りません。1日の生活のリズム考えると、浴びさせてもせいぜい3回で収まるので、この指摘はそこまで過剰に気にする必要はない。
ひどければ薬に頼る
ステロイド系の強い薬は子どもに使いたくないという方もいたりと、考え方は人ぞれぞれなので、無理強いはしません。
あまりにもあせもがひどくてかきむしってしまうと悪化します。少々強い薬であろうと、使った方が明らかに効果は高い。迷うことなく、皮膚科に連れて行きましょう。小児科じゃらちあかないので、専門の皮膚科です。
塗り薬を使えば、すぐにあせもが引きます。治ればすぐに薬の使用は中止。薬を問答無用で恐れたり拒否するのではなく、医師の指導のもとで正しい使い方をすれば、問題はないと僕は考えています。
あせもの予防と対策の基本はこれだけ

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特別なことはしてません。肌が弱い子は、親が手を抜くとすぐにあせもになって「あちゃー」ってなるので、こまめに上のことをやるだけです。
特に外出時のおしぼりで拭く作戦は、夏の間は欠かせません。
「じゃあ、汗をかかせない環境で子どもを過ごさせればいいんじゃないの?」という意見もあるかもしれません。
乳幼児期にクーラーを多用し、あまり汗をかかずに過ごしてしまうと、発汗能力が十分に発達せず、うまく汗をかけない体質になってしまいます。汗をかくということは、体温調節に必要であり、人間にとって非常に大切な能力の一つです。
アトピー性皮膚炎の場合、汗をうまくかけないと熱が体にこもってしまい、そのためかゆみが増強し、ひっかいてさらに皮疹を悪化させるという悪循環に陥ってしまうことがあります。
引用 野並皮膚科「間違いだらけの「あせも」対策」
汗をかかなきゃ、あせもにならないのはわかるけど、汗をかかせなきゃかかせないで、子どもの発汗能力に問題が出るかもというジレンマ。
熱中症に注意して、夏でも元気に外で走り回らせる。子どもは、汗かいてなんぼです。子どもは自分であせも予防なんてできないので、あせもにならないように注意するのは親の大切な仕事です。
肌が弱いとなかなか気を使うので大変は大変なのですが、上に挙げたあせもの予防と対策を頭に置いて、今年もお互いに子どもと天気良く夏を乗り切りましょうね。
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