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子供が夜に寝ない!それは疲れていないからさ

      2016/08/19

子供が夜すぐに寝る方法 (6)

Twitterのフォロワーさんから、「2歳の娘が夜、なかなか寝てくれません。コツなどあったらブログに書いてもらえないでしょうか?」とメッセージいただきました。

ご質問、ありがとうございます。

いきなり元も子もないのですが、こればっかりは「子ども次第」なところがかなり影響してきます。男の子か女の子かでも違うだろうし、昼間に保育園に行っているかどうか、親が平日子どもに割ける時間が多いか少ないか、といったそれぞれの家庭の環境にもよる。

上から目線で「全ての子に通じる秘策を伝授」というのは、専門家でもないためハードルが高すぎですし、新米パパが偉そうに講釈たれるつもりもハナからありません。

我が家の寝かしつけは、ずっと僕の仕事です。息子には、21時以降に起きててもいいけど布団に入っていないのは断固として許してません。そして「寝なきゃ寝ないで放っておく」テキトーな感じですし、乳児の時はともかく最近は「寝かしつけにそんなに苦労した覚えがない」ので感覚がズレているかもしれません。

今回はそんな我が家で実践している「2~3歳児を夜にきっちり寝かす方法」を、読んでくれたパパママに「どれかひとつでも役に立ってくれたらいいな」という、ゆるめな感じで書いてみます。

photo credit: Tomas via photopin cc

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うちの息子の睡眠パターン

今、3歳ちょうど。保育園に通っていません。

  • 起床:6時。
  • 昼寝:13時から14時台に多くて1時間半ほど。しない場合も。
  • 就寝:20時半から21時。

一般的に、昼寝も合わせた1日の総合睡眠時間は、幼児期(1~3歳)で12~14時間、学童前期(3~5歳)で11~13時間のようです。うちは、ちょっと足りないのかもしれない。

参考 AllAbout「子どもの眠りが危ない! 第一人者が語る子どもの睡眠

 

子どもがさっさと夜に寝ない3つの原因

だいたい息子が、昼寝も夜も「寝ない」時の理由を分析すると、以下の3パターンに当てはまります。

 

運動量が圧倒的に足りない

子供が夜すぐに寝る方法 (5)

photo credit: MonotonousSarah via photopin cc

もう2歳、3歳になると体力があり余ってきます。

我が家ではここ1ヶ月、朝食を早めにして僕が仕事行くまでの間に、30分間みっちり家の横の公園で息子を追いかけ回して一緒に遊んでいます。朝からご近所迷惑でスミマセン。以前も休みの日や平日の余裕がある時は、朝から公園に連れ出していたのですが、パパダイエット計画の一環で毎日に習慣付けしました。

この朝っぱらから激しく身体を動かすことをやるかやらないかで、昼寝も夜も、寝付きがまったく違います。

残りの午前中は妻が後を引き継ぎ、近所の児童館の幼児教室や公園で目一杯遊び倒します。昼寝の後も時間の許す限り、外に連れ出しておもいっきり遊ばせる。移動も極力自分で歩かせて、運動量を増やす。

運動量が少ない「雨の日」などは、明らかに寝付きが悪いです。外で遊べない雨の日は、意識して、仕事に行く前、お風呂に入る前などにとにかく全身を使って息が上がるくらい家の中で全力で遊び倒すようにしています。時間が取れなければ、10分とかほんと細切れの時間でいいのです。

集合住宅だと難しいかもしれませんが、うちは賃貸だけど一軒家だし、ご近所さんとも関係良好なので多少ドタバタはしゃごうが問題ないです。隣の家の24時間キャンキャン鳴いてる犬のほうがよっぽどうるさいので、お互いさま。

妻に心がけていることを聞いたら、「晴れの日は、必ず午前中に直接日光が当たる環境で、脳も身体もしゃきっと覚醒させ、全身を動かす運動をおもいっきりさせる」だそうです。簡単に言うと「太陽の下で元気に遊ばせて、ヘトヘトに疲れさす」ですね。

 

昼寝の時間が長すぎる

子供が夜すぐに寝る方法 (2)

photo credit: Neticola via photopin cc

周囲の息子と同年代の子の中には、まったく昼寝をしない子もいるようです。

うちの息子も週に1日あるかないかくらいの頻度ですが、まったく昼寝をせずに、夕方ぐずぐず、夕食を食べずに寝落ちすることがあります。外出した時なども、ペースを崩して昼寝をしないことが多いです。

「疲れてるのかな?寝かせておいてあげよう」なんて、昼寝を2時間も3時間もさせると、まず夜の寝付きが悪いのは確実です。寝過ぎ。

子どもが昼寝している間に親が自分の時間を取れるのはありがたいけど、そこは自分にムチ打って、夜のために子どもを起こす。寝たいと言っても起こす。だいたい1時間、長くても1時間半で切り上げてます。

ちと強引な荒業ですが、夜にちっとも寝ないなら「お昼寝をさせないで外を連れ回す」方法もひとつの手といえば手です。疲れきって夕食時にぐずられるのと、いつになっても夜寝ないのと、どちらがいいですか?っていう難しい選択を迫られますけど。

 

昼寝の時間が遅すぎる

子供が夜すぐに寝る方法 (1)

photo credit: Automania via photopin cc

「昼寝から夜寝るまで、6時間以上の間をあけないとスムーズに寝付けないもの」とよく言われています。21時に寝かせたいなら「15時までに昼寝は切り上げる」のが理想のようです。

ただ、「理想」は「うまくいかない」のが、世の常。

それでも、午前中にみっちり体力消耗させておけば、午後の早い時間に昼寝するのはそう難しいことではありません。

うちの子はたまに昼寝がずれ込んで夕方になった場合も、かわいそうだけど心を鬼にして無理やり起こします。むしろいつもより少なめの時間で。

眠くてぐずっても、そのまま風呂だけには無理やり入れる。それで覚醒しなければ「もう寝ようね」と夕食をすっ飛ばして、そのまま夜寝るモードへ突入します。

昼寝遅め&昼寝ばっちりさせすぎて、充電満タンで夜の寝付きに不安を感じた時は、即座に外に連れ出すなりで、とにかく体を動かせます。って言うのはたやすいけど、夕方は夕食の準備などで親が時間取れないから、これはそう簡単でないのはわかってます。

こういうパターンの時、僕が仕事から帰ってきたら、玄関でカバンを置く間も与えられずに「お風呂湧くまでの間、外で息子くんと走っておいで!」と妻に言われます。はい、素直に散歩に行きます。

 

ありきたりかもしれませんが、以上の3つが「子どもが夜にさっさと寝るため」の重要なポイントだと思っています。

保育園に通っていて、親が日中の子どもの管理が難しい場合は、「日中どれだけ運動させているか?」の把握や、「お昼寝の時間を短くしてもらえないか?」と相談するなど、保育園側と細かにコミュニケーションを取ってみたほうがいいかもしれませんね。

 

速やかな睡眠導入のために気をつけていること

子供が夜すぐに寝る方法 (3)

photo credit: woodleywonderworks via photopin cc

その他もいろいろ気をつけていること、やっていることがあるので書いておきます。

  1. 寝る前にテンションが上がるような激しい遊びや騒ぐようなことはさせない。
  2. テレビは刺激が強く興奮するので、うちでは夜はテレビは一切見せない。野球中継を見たくても我慢。
  3. 寝る前に必ず息子が自分で選んだ絵本を1冊読み聞かせするようにしている。「1冊好きな絵本を読んだら、自分でお布団に入っていい子でねんねする」を1歳から毎日欠かさずやっており、このルーティンな流れの刷り込み効果は大きい。
  4. 部屋は真っ暗。豆電球もつけない。慣れたら怖がりません。下手に明るいと寝付きが悪い。
  5. 「寝ない子には鬼が出るよ」「おばけが出るよ」とか脅かして寝かすようなことはしない。恐怖心を煽って寝かせるのって、どうなんだろうね。リラックスしてこそゆっくり休めると考えてます。

離れると泣くような不安定な時は、親ももう21時に一緒に寝る(笑)

しょっちゅう一緒に寝て、朝まで息子と同じ睡眠時間で妻に呆れられています。早く目が覚める時は、朝4時に起きてます。早朝に仕事やブログ書いたり、はかどります。

そもそも添い寝で「寝ろ~早く寝ろ~」って、イライラ寝ろ寝ろのオーラ出してる親の横で、敏感に空気感じ取る子どもが素直に寝るわけがありません。寝落ち覚悟で、親も「リラックスした雰囲気」を出して、自分が「寝ている時の呼吸の間隔」をする。そうすると子どもも安心して眠りにつくような気がします。

「あー、こりゃ寝ないな」という時は、僕はもう息子ひとりで放置してました。これは2歳前半の頃からやってます。親もやることあるなら延々と付き合わずに添い寝切り上げたっていいと思うんです。

「ちょっとだけ一緒に寝るね。あとはパパはお仕事あるから。隣の部屋にいるから何かあったら呼んでね」とひとりにします。ずっとやっていたら最近素直に受け入れてくれるようになってきました。暗闇でしばらくごそごそしてますが、そのうち勝手にひとりで寝ています。

3歳ちょうどの最近は、「一緒に寝よう」と甘えてくることもあれば、「今日はひとりで寝る」と言い出すこともあったり、寝る間際に不安定で泣きわめくようなこともほぼありません。成長を感じます。

 

まとめ:幼児のパワーを見くびらず、ただひたすら運動!

子供と激しく遊ぶ
photo credit: Cristiana Gasparotto via photopin cc

成長が子どもそれぞれで違うように、睡眠も子どもそれぞれなので、一概にこれがいいとは言い切れません。

わかっちゃいるけど、仕事や家事に追われて時間が取れず、親ができないのもあると思います。「なんで素直に寝てくれないの?」イライラする気持ち、すごくよくわかります。

2歳児、3歳児でもひとりで勝手に寝る子もいれば、毎日親が添い寝しなければ絶対に寝ない子、毎晩泣く子、とさまざま。

ただ、やっぱり「夜に寝ない」に共通して言えるのは、最初に挙げた「運動量の少なさ」「昼寝が長い」「昼寝時間の遅さ」の3つが主な原因ではないかと思うのです。あとは日中の生活スタイルや、寝る前の環境など、細かな要因が絡んでくるのでしょう。

そしてその中でもやはり一番の原因は「運動量が圧倒的に足りない」。大人もそう。疲れていれば、放っておいても勝手に寝ます。

幼児の全身から溢れるパワーを見くびらずにひたすら「運動」させる。大変なのはわかってるけど、外に連れ出したりと親はそのきっかけを与え続ける。細切れの時間もうまく使って、一緒に遊ぶ。効率を上げるために、激しく遊ぶ。それが、子どもの夜の寝付きをよくするのは間違いありません。

我が子の運動量は、他人任せではどうにもならない。これは一緒になって親が動く以外、道はありません。日中、親が楽をすると、夜に子どもが寝なくて後々苦労するのも親。まあ、軽めの自業自得というか。

最近、運動不足じゃないですか?「毎朝30分間、必ず公園で息子とひたすら走り回る。雨の日は家の中で激しく遊ぶ」を、1ヶ月休まずにやり続けたら僕は2キロ痩せました。「毎日意識して今まで以上に子どもと激しく遊ぶこと」で、エクササイズになるかもしれません。たぶん。

このエントリー、毎日子どもが寝る夜の時間帯になるとアクセスが増えます。ちっとも寝ない子どもにイライラしながらスマホで見ていただいている・・・のかはわかりませんが、我が家の試行錯誤が少しでもお役に立てますと幸いです。

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Comment

  1. koo より:

    大変参考になりました!

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